皇室

秋篠宮さま「要求」で、大嘗祭「天皇霊が降りてこない」リスク だれが責任を取るのか?(宮本タケロウ)

文/宮本タケロウ

天皇の正統性も揺るがす板葺きの大嘗宮

恙なく終えられた即位礼正殿の議だが、先日、本サイトがお伝えした通り、来月予定されている大嘗祭は伝統的な茅葺ではなく、板葺き屋根の大嘗宮で行われることが決定し、建立工事も終盤を迎えている。

平安時代に儀式の細目を制定した『貞観儀式』には明確に「屋根は茅葺き」となっていることから、天皇の正統性をも揺るがしかねない板葺き屋根だが、いったいどうしてそのような事態になったのだろうか。真相を取材した。

政府関係者の証言

先日の記事でもお伝えしたように、「天皇霊が降りてこない」リスクを背負ってどうしてわざわざ意図的に板葺きにするのだろう?

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筆者の知る永田町関係者は、名前を出さないことを条件にこう話した。

「あんまり大声じゃ言えないけど、政権内部に天皇の権威や正当性に傷をつけたい一派がいるんですよ。大嘗祭という皇室の最重要儀式を伝統に則らない板葺き屋根で行ったら、なし崩し的にいろんな儀式や宮中祭祀に口出しできるでしょ?」

どういうことだ?

まさか、安倍総理は男系派であり、陛下の次代に秋篠宮殿下への皇位継承をスムーズにさせたいから、今上陛下の正当性に疑義を加えようとしているということだろうか?

伝統を破壊する内閣法制局

しかし、永田町関係者は「安倍総理は関係ない」としてこう続ける。

ああ見えても安倍さんは良い意味でも悪い意味でも何も考えてない人だから。そうじゃなくて、黒幕は内閣法制局です。

官僚組織は最終的に天皇を歴史的な宗教的な存在から民主的な存在にしたいと思ってるんですよ。「費用の節約」を理由にして伝統破壊を進めようと、うまい具合に総理を操っているんです。

総理を操っているのは官僚組織だという見解だ。官僚は「皇室の制度」と「憲法に定める国民主権」の整合性をつけるのを煩わしく考えており、最終的には、完全な民意で天皇を選ぶレベル(選挙天皇制)に持っていきたいらしい。

「費用の削減」を要望する皇室

なにせ、皇室の側から「できるだけ国民生活に負担をかけないように」という要望が出ているのも事実

それでも、政府としては「いや、慶事ですから、立派に挙行しましょう」とむしろ皇室に茅葺屋根を押し付けるくらいのことをやっても良いはずなんですがね。

秋篠宮殿下は大嘗祭の費用を「宮廷費ではなく内廷費で」とおっしゃった。単に費用の区分けだけのことを話したのではなく、続いて「身の丈に合った儀式に」とおっしゃったことからも分かるように、確かに「経費の削減」は皇室からの一つの要望でもある。

事なかれ主義の安倍政権

また、こと皇室の問題に至っては政治家も事なかれ主義に徹してしまうようだ。

国民にはあんなに高圧的な安倍政権ですが、安倍さんは官僚とも皇室とも「もめたくない」んですよ。その結果、徐々に徐々に、国民にわからないくらいの速度で儀式が簡略化され、皇室の伝統がないがしろにされていく。表面上は「皇室の意向に沿っています」というのが問題を複雑にしています。

かつては、小泉信三や原敬、松平慶民など、皇室や日本国の為に、皇族に対しても堂々と意見をする人物が官僚にも政治家にも存在したが、今はどうだろう?

安倍晋三、麻生太郎、小泉進次郎、蓮舫、玉木雄一郎、枝野幸男…与党も野党も子粒ぞろいで役不足の感が否めない。

政治家も官僚も君側の奸

「特に11月からの皇位継承の議論では、事なかれ主義では進められません。100年先、1000年先を見越した決断が必要です。ですが、安倍さんも日和ってるからどうなるか…困ったものです。」

このように、大嘗宮が板葺きとなってしまった原因には、政治家の事なかれ主義と官僚の反皇室主義の深い癒着構造があるらしい。永田町関係者は最後にこう語る。

政治家が事なかれ主義で、官僚が皇室を貶めたいと暗躍している以上、これからは一人一人の国民が忠臣として皇室を支えていかないといけませんね。」

令和の御代に求められているのは、政治家や官僚という君側の奸から皇室を守る国民の自覚なのかもしれない。


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