皇室

「皇族に戻りたい旧宮家なんかいない」に反論する(宮本タケロウ)

「皇族に戻りたい」という旧宮家なんか、いなくてぜんぜん問題ない

宮本タケロウ Twitter

令和の御代に代わり、一層盛んになってきた皇統の議論について、 上記の写真の竹田恒泰氏のように「旧宮家の復帰」という主張がありますが、リベラルは「女系の容認」という主張をしています

いわゆる「女系容認派」は旧宮家の復帰に反対しますが、その理由は主に以下の2つです。

  1. 誰も知らない旧宮家が復帰しても国民は認めない
  2. 自分の人生を犠牲にして皇室に戻りたい旧宮家なんかいない

筆者の立場としは、旧宮家の復帰に賛成ですので、今回は②の「自分の人生を犠牲にして皇室に戻りたい旧宮家なんかいない」という論点に絞って、反論を試みたいと思います。題して「皇族に戻りたい旧宮家なんかいなくもぜんぜん問題ない」です。

人間の意思は社会的に構築されるものである

旧宮家の皇籍復帰を実現する場合、具体的には皇室典範に「皇籍離脱した者の男系子孫は皇籍に復帰することができる」という条項を加えることになろうと思いますが、このような条項を作るうえで、今該当者がいるかいないかといった目下の問題は全く考える必要はないと筆者は思います。

なぜならば、人間の意思は環境や対人関係など、様々な要因に左右され、社会的に構築されていくものだからです。早い話が、人間の気持ちは変わります。

今、皇族に復帰する意思がなくても数年後に気が変わるかもしれませんし、または、その子供の世代に復帰する意思がある方が出てくるかもしれません。

雅子さまも皇室に嫁ぐ気はなかった

例えば、現在日本国の国母として敬愛される皇后陛下も当初は皇室に嫁ぐ意思はありませんでした。

当時皇太子だった天皇陛下の情熱や東宮職側からの説得にほだされ、出会いから6年もたった後にようやく、人生を賭して天皇陛下と日本国に尽くそうと覚悟と責任を持つようになり、貴い決断をしてくださったという経緯は皆さんもご存じのとおりです。

(「結婚する意志はない」とハッキリ明言する外務省時代の雅子さま)

罪を犯したい奴がいるから罪があるのか?

例えば(ヘンな例えですが)、国家転覆をもくろんで外国から武力行使を誘致する「外患誘致罪」という罪がありますが、この「外患誘致罪」が定められているからといって、外患を誘致しようとする人が今までいたわけではありませんし、今いるわけでもありません

万一、外患を誘致して国家転覆を企む人がいる可能性を考えて「外患誘致罪」という罪があるわけです。

罪を犯したい奴がいるから、そいつの便宜のために、罪が法的に定められているわけでありませんよね?

旧宮家復帰も同様です。今いなくてもいいのです。いつでもいいので、万一、「皇族という身分に戻って皇室の中で天皇陛下を支えたい」と皇籍復帰を考える旧皇族が将来にいたときのために、その制度があれば良いだけではないでしょうか。

皇室典範に、「皇籍離脱した者の男系子孫は皇籍に復帰することができる」という条文を作ったところで、それに手を挙げる旧皇族の男性など、今いなくて全く構わないのです。

今すぐ「皇族に戻る意思のある旧宮家」を探す必要はない

今すぐ皇籍復帰をする旧宮家がいないなら、将来の悠仁さま(または愛子さま)を側で支える皇室の体制を作るために、女性宮家の設置をする必要があるかもしれませんし、将来、大人になった悠仁さまに子供が出来なかったら、女性皇族の子供にも皇位継承権を与えて、女系皇族・女系天皇の容認をする必要があるかもしれません。

とすると、制度上、女系容認と旧宮家の復帰を並立させることになり、女系皇族と旧宮家系の男系皇族のどちらを皇位継承で優先するかという問題が起こりますが、これは将来悠仁さまに子供が一人もできなかったという可能性の低い状況で問題になってくる話であって、悠仁さま以降の世代で未来に話し合えばよい課題でしょう。

心にゆとりを!

いずれにせよ、復帰を希望する旧宮家がいるかいないかは喫緊の検討課題ではありません。もう少し、心にゆとりを持って考えることが大切ではないでしょうか。

改めて言いますが、「皇族に戻りたい」という旧宮家なんか、今いなくてぜんぜん問題ありません。

これは私見ですが、そのような覚悟と意思のある方は必ずいるでしょう。「皇室を支えるために力を貸してください」と皇室からお願いされて、「嫌です」と旧宮家が言うようでは、その時点で日本は終わっています

旧宮家ともあろう方々が「皇室を支えたくない」と思っているわけですから。


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