天皇陛下

天皇陛下「女性天皇はやめてください」 知られざる“苦渋”のご発信(宮本タケロウ)

文/宮本タケロウ

「愛子天皇」へのハードル

世間がなにかと騒がしい「愛子天皇論」だが、実際に愛子さまに天皇になっていただく段になるとしたら、乗り越えなければならないハードルがある。

それは、天皇皇后両陛下と愛子さまの意思の確認だ。

「国民の8割が賛成している」という愛子天皇だが、そもそも「愛子天皇に賛成ですか?」と両陛下や愛子さまに確認し、「反対です」と答えられたらただの国民の独りよがりに終わってしまうからだ。

この問題について、実は衝撃的な証言がある。朝日新聞のベテラン皇室記者・岩井克己氏が聞いた証言だ。

天皇陛下「ちょっと待ってください…」

雑誌『選択』の2019年8月号にその証言が掲載される。引用しよう。

小泉内閣の下、十数回の会合を経た「皇室典範に関する有識者会議」が最終的な意見集約に入ろうとしていた頃に驚くべき話を耳にした。「皇太子(現天皇)殿下が『ちょっと待ってもらえませんか』との意向を示されたらしい」というのである。

『選択』2019年8月号、選択出版

これによると、天皇陛下は愛子天皇に反対だったということが分かる。

また、岩井氏が驚いたのは、この情報の精度である。天皇家の家族間の機微を知る人物から「皇太子殿下が『ちょっと待ってください』と言っている」と、聞いたからだ。

天皇家に近く家族間の機微も知り得る立場の人物が耳打ちしてくれたのだが、あまりに意外な話に耳を疑った。皆が皇太子家のために突破口を開こうと七転八倒していた最中だったからだ。

(同上)

「天皇家の家族間の機微も知り得る人物」とは東宮侍従かまたは両陛下の親しい友人となるだろう。

岩井氏が驚くのも無理もない。当時は皆、「女の子しか生まれない皇室のために!」という一心で、政治家や官僚が女系容認に動いていたにも関わらず、当の皇太子(現天皇陛下)が「待ってください」と言ったからだ。

上皇陛下は「愛子天皇賛成」!?

しかし、この皇太子殿下の悲痛な叫びは、政治家や官僚には届かなかった。その理由も驚きだ。

しかし有識者会議の枢要メンバーの耳にこの話が届いた形跡はなかった。おそらく天皇(現上皇)がこれを認めず、内内で終わったのだろう。

(同上)

上皇陛下と天皇陛下の間で意見が異なるのが分かる。

岩井氏は天皇陛下が「愛子天皇」に「ちょっと待ってください」と言ったのは、天皇陛下の「家族を想う心」ではないかとこう結論付ける。

雅子妃(現皇后)は当時、幼い愛子内親王の養育で迷い悩んでいたと側聞する。愛子内親王に、天皇という厳しい人生を早々と強いることに不安と憂慮を抱いたのかもしれない。

(同上)

確かに、当時はまだ紀子さまも30代であり、子供が生まれる可能性もあった(実際に悠仁さまが生まれた)のだから、陛下が「時期尚早」と思ったのも間違いではないだろう。

情報を精査すると…

今回の岩井克己氏の記事の情報を精査すると以下のようになるだろう。

  • 天皇皇后両陛下は「愛子天皇」に反対
  • 上皇陛下は「愛子天皇」に賛成
  • 両陛下は愛子さまに厳しい人生を強いることを望んでいない

岩井氏の見識を信用すると、

上皇陛下が主導して「愛子さまの天皇即位」に動いていたのを、天皇陛下と秋篠宮殿下が止めた

という流れが見えて来る。また、ひょっとすると当時の東宮御所では、

天皇陛下「愛子天皇への流れを止めたい。秋篠宮よ、お前の力を貸してくれないか」

秋篠宮殿下「そうですか、今までお兄様に遠慮してきましたが、わかりました」

というやりとりが行われた可能性もあるだろう。

天皇陛下が愛子天皇に賛成か否か…もちろん、朝日新聞の岩井記者は一部では「秋篠宮寄り」とも言われるし、そもそも伝聞情報を100%信用することもできないが、可能性としては高いといえるのではないだろうか。

これからも「天皇陛下が愛子天皇に賛成か否か」の事実の解明に努めていきたいと思う。

https://kikunomon.news/article/37422

POSTED COMMENT

  1. 匿名 より:

    天皇が秋篠宮家の教育方針に納得し、悠仁様を天皇にしても良いとは思っておられない気がする。もしそうなら、もっと悠仁様に帝王教育をなさるはず。

    天皇は個人としてより国民の為を考える人物。必要とあらば愛子様を天皇になさるのに吝かではないだろう。ただ、そのためには十分愛子様を受け入れる国民全体からの支援を求められるだろう。そうでない限り、愛子様は幸せな天皇になれないからだ。宮本タケロウみたいな人物が多いのなら、天皇にはさせたくないと思う。

    成人した娘を持つ親として、そう思う。娘の立場を受け入れてくれない場所に娘を無理に立たせたくはない。

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