愛子さま

秋篠宮殿下「自分より、愛子さまを天皇に」とご発言か 皇位継承論争に大きな波紋

今年4月に控える秋篠宮殿下の「立皇嗣の礼」が終わり次第、政府は皇室の安定的持続を目指して皇室典範改正の議論に入る。政府としては、❶秋篠宮殿下、❷悠仁さま、❸常陸宮殿という皇位継承順位を守ったうえで、女性天皇・女系天皇・女性宮家・旧皇族復帰などを検討する。だがそこに欠けているのは、皇族方のお考えだ。

文/一条あやか

皇位継承問題と政治発言

引退された上皇陛下(当時、天皇陛下)が、高齢を理由に譲位を望まれた時も「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」も、陛下が「引退したい」と直接言うのではなく、あくまで国民に「忖度」を求める内容になっている。もちろんこれは「天皇の政治発言」を避けるための苦肉の策だ。

日本国憲法に厳密に従えば、政治発言が禁じられているのは天皇陛下お一人だ。だが、皇族方の発言の影響力は大変強いため、実質的に政治発言そのものがタブーになっている。

そんな中でも「大嘗祭を簡素に」など“政治発言”ともとれる言動を積極的に取られるのが秋篠宮殿下だ。皇室のスポークスマンなどと言われることもあるが、傍系宮家ならばまだしも皇位継承順位1位の御人がするというのは異例だ。

果して秋篠宮殿下は、どのように皇位継承問題を考えているのだろうか?

自分たちの意見を聞け

先ほど、皇族方の政治発言はタブーになっていると言ったが、皇位継承問題については「口を挟みたい」というのが皇室の本音のようだ。皇統問題は皇室のファミリー問題でもあるからこれは当然だろう。

譬えば上皇陛下は、在位時に、皇位継承問題については皇太子(現、天皇陛下)と秋篠宮殿下に意見を聞くように求めている。

皇位の継承という点で,皇室の現状については,質問のとおりだと思います。皇位継承の制度にかかわることについては,国会の論議にゆだねるべきであると思いますが,将来の皇室の在り方については,皇太子とそれを支える秋篠宮の考えが尊重されることが重要と思います。

天皇陛下ご即位二十年に際し(平成21年)

この発言を受けて秋篠宮殿下も「当事者に意見を聞く必要がある」という理解を示している。

皇位継承の制度というもの自体に関しましては,これは陛下も述べられているように,国会の論議にゆだねるべきものであるというふうに私も考えます。しかし,その過程において今後の皇室の在り方ということも当然議論されることになるわけですけれども,その将来的な在り方ということについては,将来その当事者になる皇太子ほかの意見を聞くという過程も私は必要なのではないかと思っております。

文仁親王殿下お誕生日に際し(平成21年)

ホンネは「愛子天皇」?

このように皇族方は「国会の議論にゆだねる」を建前としながらも、「意見を聞いて欲しい」という本音があるようだ。天皇は国の象徴であり、国民の総意によってその地位があるとはいえ、天皇は血筋によって決定されている以上、皇室のファミリー問題でもある。次世代の皇室という意味では、愛子さまは天皇陛下の、悠仁さまは秋篠宮殿下のお子様であり、皇位継承問題のまさに当事者だ。

ここで興味が湧くのは天皇陛下や秋篠宮殿下がどのように皇統問題について、具体的には「女性天皇」「女系天皇」「女性宮家」「旧宮家復帰」に賛成しているのか反対しているのかが重要な焦点になる。

天皇陛下がこの問題についてどのようにお考えなのか、全く表に出てきていない。だが、秋篠宮殿下は「自分のよりも愛子さまが天皇に相応しい」と思われているのではないかという識者のコメントもある。皇室問題に関心の深い小林よしのり氏は、ケント・ギルバート氏との対談で次のように述べている。

ケント 秋篠宮が天皇に即位すれば、祭祀を執り行うことになりますね。なぜ自らを、「皇太弟」ではなく「皇嗣」の地位に置いたのでしょうか。

小林 愛子さま次の天皇にふさわしいと思っているからです。上皇と天皇と秋篠宮で三者会談を重ねる中で、合意ができているんじゃないか。

WiLL 2020年2月号

確かに、秋篠宮殿下が「皇太弟」という伝統的称号を辞退され、「皇嗣」という称号を創設させたことには様々な憶測を呼んだ。

たしかに秋篠宮殿下は「自分よりも愛子さまが相応しい」と考えていたのであれば、合点が行く。秋篠宮殿下が「愛子天皇」を後押しする日が来るとすれば、これは驚きだ。悠仁さまを立派な天皇に育てたいという紀子さまの願いはどうなるのであろうか。いずれにせよ皇室方の思いがあっての皇統であろう。その意見が聞けるときが来ることを願ってやまない。


COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。