美智子さま

上皇ご夫妻の「バリアフリー改修」に7億1千万円 関係者は国民からの反発を懸念

「仙洞御所」バリアフリー改修に7億1千万円

宮内庁は29日、上皇ご夫妻の住まいとなる「仙洞(せんとう)御所」の改修費用として、来年度予算の概算要求に約7億1000万円を盛り込んだと発表した。高齢のご夫妻に配慮してバリアフリー改修が行われる。

今後、上皇ご夫妻は、美智子さまの乳がん手術からの回復後に、東京都港区高輪にある仮住まいの高輪皇族邸に引っ越しされ、その後、赤坂の東宮御所に落ち着かれる。

「仙洞御所」とは、譲位した上皇・法皇のお住まいのことを指し、最終的に落ち着かれる赤坂の東宮御所のことである。




進まない引っ越し作業

来年度予算の概算要求に盛り込まれた約7億1000万円のバリアフリー改修費用であるが、二つの問題で宮内庁関係者は頭を抱えているという。ある宮内庁関係者は次のように語る。

「大きな問題は、主に二つあります。一つは、現在全く進んでいない上皇ご夫妻の引っ越し作業。そして、もう一つは、非常に高額となってしまったバリアフリー改修費用です」(宮内庁関係者)

現在、大幅に遅れている引っ越し作業については、当サイトでもたびたび触れているが、再度確認しておきたい。

上皇ご夫妻は退位後に、仮住まいである都港区の高輪皇族邸に引っ越し、その後、赤坂の東宮御所に落ち着かれることになる。

しかし、実は高輪皇族邸への引っ越し作業が計画より大幅に遅れており、宮内庁発表によると、2019年の夏から秋にかけて引越し作業が完了し、次のお住まいである高輪皇族邸に移られるご予定だったのが、現在に至っても引っ越し作業完了の目途は全く立っていないようだ。先の宮内庁関係者は続けて次のように語った。

「ご高齢の上皇ご夫妻ですから、当然、引っ越し作業には大変な時間と労力がかかってしまいます。上皇ご夫妻が前回、1993年に東宮御所から吹上御苑にお引っ越しした時に運び出された荷物は、2トントラック延べ約100台分にもなりましたが、今回は、その倍以上の荷物があるといわれています。

これほど膨大な量の荷物を全て上皇ご夫妻の確認を取った上で仕分けし、荷物をまとめて運び出す必要があるのですが、1日の作業は1時間程度、お留守の間には作業は一切出来ません。

実際に、現場で作業を行っている職員らは、予定通りに引っ越し作業を済ませて欲しいという上からのプレッシャーで悲鳴を上げている状態です(前出の宮内庁関係者)

さらに、美智子さまの乳がん手術とその後の回復期間が必要なために、引っ越し作業の遅れは深刻な問題となることが予想されている。

天皇皇后両陛下には一刻も早く、皇居に住まいを移されて、落ち着いた環境で公務や日々の業務に向かわれて欲しいが、予想以上に難しい状況となってしまっているようだ。




高額なバリアフリー改修費用

そして、もう一つの関係者が懸念しているのが、高額なバリアフリー改修費用と国民の反発である。

「上皇ご夫妻のお住みになられる新御所の建設費用は平成元年の閣議決定で決まっていた40億円を大きくオーバーしており、最終的には70億円近くかかるのではないかといわれています。今回のバリアフリー改修費用もこの追加の建設費用の一部です。

かつて、2008年に皇太子ご夫妻(現天皇皇后両陛下)の住まわれていた東宮御所を全面改修した際は、約10億円の改修費に“贅沢だ”などといった批判が噴出しましたが、今回の新仙洞御所にかかる費用はその比ではありません。国民からの批判は免れないでしょう」(同前)

天皇ご一家が一日も早く、皇居へ入られ、落ち着いて日々の生活を送り、公務に取り組まれること。上皇ご夫妻が心安らかな日々を送られる日が来ることが望まれるが、その前には、解決すべき様々な困難な課題が存在するようだ。

(編集部)


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