天皇陛下

天皇陛下、一般参賀は中止! 引っ越し終わらぬ美智子さまへの配慮も

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文/編集部

天皇陛下お誕生日一般参賀は中止に

今月17日、宮内庁は記者会見にて、天皇誕生日(23日)に皇居・宮殿で予定していた一般参賀を中止すると発表した。同庁の池田憲治次長は「1カ所に多数の人が接近して集まるため、新型コロナウイルス感染症を巡る情勢を勘案した」と説明した。

天皇陛下は23日に代替わり後初めての誕生日を迎えられる。一般参賀では天皇、皇后両陛下が、秋篠宮ご夫妻や眞子さま、佳子さまといった皇族らとともに午前中に3回、宮殿のベランダに立つ予定であった。

「今回の一般参賀の中止は、天皇皇后両陛下が宮内庁の幹部らと相談して決断されたようです。

ネット上では、一般参賀で天皇皇后両陛下のお誕生日を祝うことが出来ないことを残念に思うという書き込みも見られましたが、それ以上にコロナウィルスの流行の初期段階で賢明な判断をされた天皇陛下のご決断を高く評価する意見が多く見られました」(皇室ジャーナリスト)

上皇ご夫妻はご欠席予定であった

今回、天皇皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻、眞子さま、佳子さまが参加予定であった一般参賀だが、中止が決定される以前から上皇ご夫妻の欠席は決められていたという。

「当初、美智子さまは一般参賀への参加を前向きに検討されていたようですが、新年の一般参賀においても世間やメディアから“二重権威”という批判を受けており、また、お引越しの予定も差し迫っているため、やむなく参加されないという判断を下されたようです」(上皇ご夫妻に近い皇室関係者)

他にも、上皇陛下のご体調も優れず、ベランダに立つことが難しいといった理由もあったようだ。

このような諸々の事情を勘案して、今回は宮内庁から上皇ご夫妻へ一般参賀への参加の要請はなかったという。

一般参賀中止の背景には美智子さまへの配慮も

このように、様々な理由のため一般参賀に美智子さまは参加されない予定であったが、そのことに関して不満も持たれていたようだ。

「もちろん、美智子さまも、今回の天皇陛下のお誕生日の一般参賀に参加されないという決定には納得されていたようですが、それでも宮内庁から参加の要請すらなかったことに関してはご不満であったようで、“せめてかたちだけでも参加要請してほしいものですね”とも仰られておりました。

美智子さまは、ご自身が引退された身であることは重々承知ではありますが、それでも、上皇陛下と共に平成の時代に30年以上皇室を支えてきたことに対して、一定の敬意を払って欲しいという想いもあるようです」(前出の皇室関係者)

実は、今回一般参賀が中止になった背景に、美智子さまへの配慮もあったという。

「もちろん、今回天皇陛下のお誕生日の一般参賀が中止となった最も大きな理由はコロナウイルス感染症を巡る情勢です。

しかし、その他に、一般参賀への不参加が決まっていた美智子さまへの配慮もあったようです。

もちろん、コロナウィルスを巡る情勢がなければ中止になることはなかったでしょうが、中止にしなければ一般参賀に上皇ご夫妻を参加させないことで、皇室内部でトラブルが起こることは確実でした。

宮内庁の職員の中には、一般参賀が中止となったことで、そのような上皇ご夫妻とのトラブルを避けられることに関して“正直ホッとした”と思わず本音を漏らす者も少なくなかったそうです」(同前)

皇室の重要な行事に関して、美智子さまのご要望を通せば、「二重権威」と批判され、「二重権威」との批判をおそれて、美智子さまのご要望を拒絶すれば、「恩知らず」とのご叱責を受ける。

現在、宮内庁の職員はこのような「美智子さま問題」とでも呼ぶべき難しい課題に常に対応を迫られているという。


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