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文/二コラ・ライト
令和2年の皇室動静総まとめ
令和二年が始まった。
昨年は30年ぶりの即位礼や大嘗祭など、皇室の行事が目白押しの一年だったが、今年もまた皇室にとって大切な「イベント」が多く予定されている一年だ。
今回は「令和2年皇室動静総まとめ」として、今年1年上半期の重要なイベントを月毎にまとめてみた。
1月~3月の皇室動静
まず、春までのメインは2月がデッドラインの「眞子さま・小室さん婚約延期」だろう。
眞子さまと小室さんの婚約延期が発表されたのは2018年の2月だった。当時は
「え、2年も延期なの!? でも、まあ2年経てば400万円くらい返せるし、それに定職にもつけるでしょう」
と感想を持った人も多かったはず。
が、しかし2年経っても、なんと状況は変わらないとは2年前に誰が予想できただろうか…!
アメリカに行って音信不通の小室さんと進展がない婚約延期問題に業を煮やした秋篠宮殿下も「この次の2月で2年たつわけですね。やはり(中略)なんらかのことは発表する必要があると私は思っております」と11月の誕生日会見で指摘したのは皆覚えているだろう。
この点について皇室ジャーナリストのJ氏はこう語る。
「公的に2年で区切って延期されているので、何も進展がなくスルーということはないでしょう。2月には正式に婚約するか、破棄するかが決定されると思います」
彼女が言うには「婚約が再延期になるのはありえない」とのことだが、果たして…
2月に何が発表されるのか。「婚約破棄」か「再度延期」か「婚約決定」か…
タイムリミットまであと1カ月だ。
御所引っ越し問題
また、この期間に予定されているイベントとしては3月末の上皇・上皇后陛下の高輪への引っ越しだ。
そもそも天皇の住むところを「御所」と呼ぶので、引っ越しが遅々と進まないことはさほどの問題ではないという意見も確かにあるが、赤坂から千代田の宮殿まで毎日「出勤」をするというのはやはり警備の観点からも好ましくないのは事実だ。
3月末に、譲位から約1年経って両陛下がようやく赤坂から千代田に引っ越される。
これで宮内庁の職員の勤務地も上皇職と侍従職で千代田と赤坂から入れ替わることから、役人同士の権力闘争も減ることと思われる。
4月~6月の皇室動静
この期間の重要イベントは3つ。
まず、愛子さまの大学入学だ。
報道ではどの学部に入るのかは未定だが、学習院への内部進学が有力だ。他大学へ進学するという余計なことはせずに伝統に則って格式ある学習院に進学されるのは頼もしい。
4月には入学式への両陛下ご臨席や校門での愛子さまの記念写真撮影なども予定される。
愛子さまは学習院でのサークル/部活動などはどうするのだろう。春から新しく女子大生となった愛子さまの姿に目白周辺は色めき立つこと間違いない。
毎日拘束される高校時代と異なって、18歳となった愛子さまの単独公務もきっと増えることが予想されている。
4月19日には立皇嗣の礼の実施
愛子さま大学入学という慶事の次に予定されるのが、秋篠宮さまが次期皇位継承者となったことを内外に宣命する「立皇嗣の礼」だ。
本サイトでもお伝えしているように、愛子さまの天皇即位への賛意が強い国民世論だが、しかし立皇嗣に向けた宮中祭祀は着々と進んでおり、また宮内庁はすでに大礼委員会を設置し、「立皇嗣の礼」の予算も確保されていることから、これを覆すのは非常に困難というのが現実だ。
弟宮の「立皇嗣」に、陛下はどのような「おことば」を述べられるだろう。
本サイトとしては冷静に注目したい。
習近平の国賓来日
また、日程は決まっていないものの、中国の習近平・国家主席が国賓待遇で来日するのも今年の春(おそらく4月か5月)である。
国賓であるということは、昨年のトランプ大統領来日と同じように、皇居で儀仗隊による栄誉礼や、宮殿での両陛下との会談、さらに宮中晩餐会も実施される予定だ。
ウイグルの人権侵害や香港での民主化運動弾圧により世界中が中国を非難しているなかで、「両陛下がお招きする」という形をとる「国賓」で習近平・国家主席が来日することに反対する意見は多い。
思い返せば、1992年の天皇(当時)訪中は天安門事件からたった3年で行われたことがあった。これは、「天皇の政治利用」という日本の国内問題のみならず、中国の人権問題に対する世界の批判を緩和するという結果になってしまったのも事実である。
少なくとも「両陛下が国家の賓客として招く」という形(国賓)は止めた方がよいという意見も自民党内で高まっていると聞く。政権には賢明な選択をしてほしいものだ。
さて、今年上半期の皇室関連イベントを月毎にまとめてみたが、皆さまが注目するのは何だろう。小室さん問題か、愛子さまの大学進学か、立皇嗣の礼か…
今年も、菊ノ紋ニュースは他に載らない、載せられない皇室情報をどこよりも早いスピードでお届けしていく。