雅子さま

雅子さま、美智子さまに「お引越し、焦らずに」 負い目を感じぬよう細心のご配慮

文/編集部

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お引越し作業を急ぐ美智子さま

乳がんの手術を行い、退院されたばかりの美智子さまであるが、実は現在大忙しで吹上仙洞御所からのお引越し作業に取り組んでいるという。これまで、宮内庁の予定では、5月に改元が行われ、早ければ夏にはお引越し作業が完了し、新天皇皇后両陛下が皇居に入られる準備が進められるはずであった。

しかし、あまりの荷物の多さや、美智子さまのご病気の問題もあり、現在すでに2ヶ月以上の遅れが出ており、さらに、今後お引越し準備の完了の見込みも全く立っていない状況である。

ガン手術後、病院からご退院された美智子さまは、なんとか引っ越し作業を進めようと、連日朝から晩までお荷物の仕分け作業をされています。あまりにの熱心さに驚き、側近の職員が“ご無理はなさらずに”と申し上げても、“そうはいかないのよ”と仰って、淡々と作業を進められています(皇室関係者)

引っ越し作業を手伝う雅子さま

そんな中、ある日、退院されたお見舞いも兼ねて皇后雅子さまがお引越し作業の手伝いに吹上仙洞御所に来られたこともあるという。先の皇室関係者は、その時の様子を次のように語る。

「予想していなかった雅子さまの来訪に美智子さまは、大変喜ばれていましたが、また同時に、引っ越し作業の完了が遅れ、皇居への入居を長く待たせてしまっている雅子さまに対して申し訳ないという負い目のようなお気持ちも感じられていたようです」(前出の皇室関係者)

そのような状況で、お引越し作業を忙しく続けられる美智子さまに対して雅子さまはお気遣いの言葉をかけられたという。

「あまりにご熱心にお荷物の仕分け作業を進められる美智子さまのお姿に驚き、雅子さまは思わず“ごゆっくり進められてください。私たちは、いつまでも待ちますから”と声をかけられました。

おそらく、美智子さまは“早く、引っ越し作業を進めなければいけない”という強いプレッシャーを感じ続けていいたのでしょう。この雅子さまの言葉をお聴きになり、思わずうっすらと目に涙を浮かべながら、“迷惑をかけてしまってごめんね。ありがとう”と仰っておりました」(同前)




宮内庁も頭をかかえるお引越し問題

今回の上皇ご夫妻のお引越し作業の遅れの問題は、宮内庁も大変頭を抱えているようである。ある宮内庁関係者は次のように語る。

「宮内庁の職員の中には、このお引越し作業の遅れの問題を大変深刻な問題として考える者も少なくありません。一つは、予定が大幅に遅れたことで改修工事の業者をいつまでも待たせてしまっていること。

当然、改修工事を行う業者は、非常に重要な皇居の改修工事を中心にその他の業務の計画も立てておりましたから、数ヶ月単位での作業の遅れは、死活問題です。場合によっては、違約金などの別料金が発生する可能性すらあるようです。

それから、もう一つは二重権威の問題です。上皇陛下のご退位以前から、この権威の二重化の問題は懸念されておりましたが、公務から退いたはずの上皇ご夫妻がいつまでも皇居に住み続け、天皇皇后両陛下が皇太子時代と同様に赤坂御所でのお住まいを続けられることは、まさに二重権威の問題そのもののですから(宮内庁関係者)

職員の中には、このお引越し作業の遅れの問題を「二重権威問題」あるいは、さらに半ば冗談めかせて「旧象徴問題」と呼ぶ者すらいるという。

ともあれ、国民が気持ちを新たに令和の新時代を過ごしていくためにも、このお引越し作業の遅れの問題が早急に解決されることを願いたい。


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