美智子さま

美智子さま「即位礼正殿の儀」にあわせて、上皇陛下の「重病をリーク」か

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文/川田璃子

上皇陛下の重病説

10月22日の「即位礼正殿の儀」を目前に控える中、某掲示板でのある書き込みが波紋を呼んでいる。

皇室の内部関係者を名乗る書き込み主の話を要約すると「上皇陛下が重病であるとの報道を、美智子さまがマスコミにリークする動きがあった。目的は今後の天皇陛下の重要な行事を潰すため」などとというものだ。

これまでも上皇后美智子さまを巡っては、一見荒唐無稽に思える噂がまことしやかに語られてきた。例えば「某女性週刊誌との癒着により、雅子さまを貶めるような報道をあえて流している」といったものや「実は東宮いじめの首謀者は美智子さまである」云々。

即位礼正殿の儀にぶつけてくる可能性?

なぜこれほどまでに上皇ご夫妻には黒い噂が耐えないのだろうか。要因の一つに過ぎないが、平成の時代に、ご夫妻に関する過剰な“称賛記事”が溢れていたことがまず挙げられるだろう。ご夫妻の公務スタイルや子育ての方針などが普遍的な価値に基づき、絶対的に正しいという論調とは相反して、マスコミは当時の東宮家、主に雅子さまや愛子さまをこぞってバッシングした。

この奇妙な構図は長きに渡り続き、当時東宮家を応援していた国民の声はその間ずっと封じ込められていたように思う。現代のようにSNSが台頭し、一般国民が皇室について活発に議論する時代では、当時のご夫妻に対する過剰な称賛、そして天皇ご一家に対する苛烈なバッシングの風潮を“異様”であったと国民同士が検証し合う事が可能となった。各報道機関の上皇ご夫妻に対する忖度が、現代に於いては却って仇となっていると言える。

話は冒頭の“噂”に戻るが、今回の「即位礼正殿の儀」に本当に上皇陛下の重病報道が重なるなどということはあり得るのだろうか。宮内庁関係者は以下のように語った。

「そのようなことはございません。7月に上皇さまには強い脳貧血の症状が見られまして、一時的に記憶力の低下などの所見がおありでしたが、現在は回復されています。その他にもご体調を悪くされているといったことはございませんから、噂されているような不穏な動きなど、寝耳に水のことです」(宮内庁関係者)

専門家はありえないと指摘

また、この件について宮内庁担当記者は以下のように見解を述べた。

「上皇ご夫妻や天皇ご夫妻に関する情報は、そう簡単に漏洩するものではありません。その点は宮家と異なるところで、例えば秋篠宮家では、キャリア官僚などを中心に、これまで人事交流のほとんどなかった自治体や団体などからも職員を多く募っており、代々受け継がれてきた信頼関係が乏しいという面では不安材料を常に抱えている状態です。

しかし内廷皇族に付く職員には“皇室をお守りする”という気概や精神性が何よりも重要視されます。古参の職員らが菊のカーテンを守り続けているのです。 簡単にリークなどできるわけがありません」(宮内庁担当記者)

つまり、今回の噂に関してもあくまでも憶測の域を出ないもののようだ。改めて、情報の発信源については精査する姿勢を持ちたいと思う。


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