雅子さま

宮内庁が「美智子さま批判控える」よう通達 ドラマ「陛下と雅子さま 知られざる笑顔の物語」を控え

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文/編集部

皇后雅子さまの物語を初のドラマ化

フジテレビは、天皇陛下の即位をお祝いするパレード「祝賀御列の儀」が予定されている11月10日に皇后雅子さまのこれまで歩まれてきた人生を描いたドラマ「陛下と雅子さま 知られざる笑顔の物語」を午後8時から放送する。

皇室に嫁がれた雅子さまのこれまでが映像化されるのは初めて。外務省を退職し、皇室に入られ直面された現実。お世継ぎへの期待が高まるなか、体調を崩し適応障害と診断され、長い療養に入られた雅子さまの半生が実際のニュース映像をまじえたドラマによって明らかになる。

主演は美村里江(35)。雅子さまをご成婚当時から長年取材する雑誌記者、栗島梓の役を演じる。

美村里江さん

宮内庁は「美智子さま批判控える」よう通達

実は、今回ドラマ「陛下と雅子さま 知られざる笑顔の物語」を作るにあたって、宮内庁はフジテレビに対してある要求を行ったという。

実は、今回ドラマを制作するにあたって、宮内庁がフジテレビに対して出した通達が“作中で美智子さまを絶対に批判しないこと”でした。

というのも、実は、今年4月に放送された美智子さまの半生を描いたドラマ“プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の軌跡”では、香淳皇后が悪者のような描かれ方をされており、それが視聴者から大変な不評を呼び、宮内庁にも抗議の電話があったほどだというのです。

また、これまでも週刊誌などでは美智子さまと雅子さまの確執などが報じられることもったことから、今回のドラマでも美智子さまを悪者のように描くことで雅子さまの苦労を際立たせるような安易な演出を控えるように要求があったのです(マスコミ関係者)

誰か、特定の人物や団体を悪者にすることで善悪の二項対立を作り出すことは、非常に分かりやすい演出となるが、今回のような場合には、皇室の尊厳にも関わる問題であるだけに注意が必要であったようだ。




関係者からは不満の声も

今回の宮内庁からの通達に関して、番組の制作に関わった関係者からは不満の声も聞かれるという。先のマスコミ関係者は次のように語る。

「TV局としては、宮内庁からの通達が届いたことは驚きだったようです。というのも、同じくフジテレビで放送された“プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の軌跡”の制作時にはそのようなことはありませんでしたから。

番組制作に関わったスタッフの中には、“外部から制限をかけられるのではなく真実をありのままに伝えたいのに”と不満をこぼす者もいたようです(前出のマスコミ関係者)

現在、マスコミやインターネット上では「表現の自由」に関する議論が盛んに行われているが、今回のドラマの制作においてフジテレビも思わぬかたちで、「表現の不自由」の問題に直面したようだ。


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