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文/川田璃子
公にお出ましになる機会が増えている悠仁さま
現在、お茶の水女子大学附属中学校に通われる秋篠宮家の長男・悠仁さま。学業の傍ら、徐々に公にお出ましになる機会が増えている。
例えば昨年夏には、秋篠宮ご夫妻と初めての海外旅行でブータン王国を訪問された。報道陣も同行し、現地での動向は国内でもつぶさに報じられるという大仰なものだった。
また、夏休みには秋篠宮ご夫妻と「豆記者」との懇談を、そして昨年12月には姉の佳子さまに伴われる形で「少年の主張全国大会」にもご出席され、秋篠宮家が本格的に“実地訓練”に踏み出したことが窺える。
「紀子さまは皇室に入られてからというもの、美智子さまのなさりように感化され、その背中を追ってこられました。その美智子さまの過剰なまでのご公務、お出ましっぷりには、しばしば“ブラック企業のようだ”といった懸念も挙げられてきましたが…。
紀子さまは現在でも“美智子さまこそが皇族のあるべき姿”と信じておられます。そして悠仁さまにも当然求めるものが多く、学業と公務の二足のわらじで頑張っていただきたい、それこそが皇族としてのあるべき姿であると考えているようです」(宮内庁関係者)
紀子さまの期待は“過剰すぎる”と懸念の声
しかし、紀子さまが悠仁さまに“学業と公務の両立を”と願われる中で、大きな懸念となるのが悠仁さまの“お受験”だ。ある秋篠宮家関係者は語る。
「紀子さまは悠仁さまに対して、やや過剰な期待を寄せすぎているように感じます。悠仁さまは皇位継承2位のやんごとなきお方ではありますが、だからといって学業も公務も何もかもに完璧さを求めるのはお気の毒というものです。
しかも、悠仁さまは今後、受験を経験することになるかもしれません。紀子さまの念頭には、学習院への回帰もあるようですが、やはり難関校志向はそうそう容易く捨て去れるものではないようです。悠仁さまの教育にますます熱を入れられ、ここのところ悠仁さまの表情には、お年にそぐわないお疲れが見えるのです…」(秋篠宮家関係者)
紀子さまは、悠仁さまに将来の天皇としてのお勤めと、優秀な生徒としての努力と、そのどちらにも大きな期待をかけられている様子だ。悠仁さまが疲弊されるのも無理からぬ事かもしれない。
殿下とも言い合いに発展することが…
そんな悠仁さまも、今年は中学2年生に進級されるという多感な年頃を迎えられている。先程の関係者は続ける。
「悠仁さまはお家では大変饒舌で弁が立つ一面がございます。口喧嘩最強と言われる佳子さまをして、『ゆうゆうは達者だね』と言わしめるレベルです。
最近では紀子さまの方針がコロコロと変わり、それに振り回されることにちょっとしたフラストレーションを抱えられているようですが、ご本人は紀子さまとは会話されることを避けておられるような…。
先日は、殿下を相手に進路についてや公的な活動についてご相談されるうちに、ちょっとした論争のような状態に発展してしまい…。最終的には悠仁さまの『母の決めたレールの上をなぞるのはツライ、嫌だ』との思いに、殿下も同情の意を示すような一幕があったのです」(同前・秋篠宮家関係者)
悠仁さまに将来の天皇として過不足のない帝王学を施し、更に学業的にも優秀であることを期待されているという紀子さま。悠仁さまにとって、父である秋篠宮殿下だけが唯一、ご自身の“ツライ境遇”を理解してくれる存在なのかもしれない。