Contents
乳がん手術前最後のご静養の美智子さま
今月22日よりご静養に入られた上皇ご夫妻は、30日に全日程を終えられ東京に戻られた。
左胸に乳がんがあると発表されていた美智子さまは、9月の入院手術に向けてこのご静養を十分に満喫されたようだ。前半の軽井沢では、出会いの場となったテニスコートに参られ懐かしい思い出を上皇陛下と語りつくされ、後半の草津では趣味である音楽鑑賞やピアノ演奏などを楽しまれた。
宮内庁の発表によれば乳がんは幸いにも比較的早期で発見され、今回の静養で十分に体力・気力を回復された、万全の態勢で手術に望む準備が整ったようだ。
美智子さまに手術を決意させた上皇陛下の愛のお言葉
ご高齢の美智子さまにとって、乳がんの手術は心身に大変な負担がかかることは間違いない。そんな美智子さまが手術を受けるご決断を下すにあたって、上皇陛下のあるお言葉が強い励みになったという。ある皇室宮内庁関係者は次のように述べる。
「ご高齢で体力も低下している美智子さまにとって、手術を受けられるご決断を下すことは、大変な勇気のいることでした。
手術を受けるべきか、受けないべきか――。そのような迷いが美智子さまの胸を駆け巡ったでしょう。それでも手術を決意された背景には、上皇陛下の『あなたと結婚してよかった』という力強い愛のお言葉があったからに違いありません。宮内庁一同、手術が無事終わり、上皇ご夫妻に安らかな時間が訪れることを願っております」(宮内庁関係者)
愛子さまからのお手紙
上皇陛下のお言葉に美智子さまも深く勇気づけられたことだろう。そして、美智子さまに愛情のお言葉を送ったのは、上皇陛下のみではないようだ。
先の宮内庁関係者は続けて次のようにも語った。
「もちろん、美智子さまのことを心配している方は上皇陛下だけではありません。もちろん天皇ご一家やその他の皇族の方々も、美智子さまのご容態を大変気にかけています。
ですが現在、眞子さまのご結婚の問題で、美智子さまと微妙な関係にある秋篠宮家だけは、気軽に美智子さまに直接お言葉を述べられる状況にはないようです。秋篠宮殿下はここ3カ月間ほど、美智子さまとお会いになっておりません」(前出の宮内庁関係者)
そんな中で、美智子さまにご挨拶したのが愛子さまだったという。
「宮内庁から乳がんが発表されるや、すぐさま美智子さまにお言葉をおかけになったのは愛子さまでした。何かと騒動になりやすい眞子さまや佳子さまに代わり、孫代表としてご挨拶されたのでしょう。
愛子さまは美智子さまと面会され、“どうぞご無理なされないで下さい”と一言おかけになりながら、お手紙をお渡しになったそうです。おそらく、手術を控えられている美智子さまを勇気づける孫たちからのメッセージが書かれていたのはないかと思います。それを受け取った美智子さまは、涙ぐんでおられました」(同前)
美智子さまのお立場と、愛子さまの思いやり
愛子さまからお手紙を渡され美智子さまは大変感動されたようだ。
「このような状況で、率先して美智子さまにお言葉と手紙を渡された愛子さまの思いやりと、利発さに感服しました。 お手紙を受け取られた美智子さまも、さぞかし愛子さまの優しさに心打たれたことでしょう。
愛子さまのこのような優しさが“潤滑油”となり、現在、皇室が抱えている様々な問題、たとえばギクシャクしている秋篠宮家の“家庭問題”までもが円満に解決していくように思えてなりません。
もちろん、何から何まで愛子さまに期待してしまうのは良くないことで、それが無理なのも承知しています。ですが愛子さまには“他とは違う何か”を感じてしまうのです」(皇室ジャーナリスト)
皇位継承問題や眞子さまの結婚問題に限らず、令和時代の皇室は解決困難な様々な問題に直面している。しかし、愛子さまの聡明さや、優しさ心は必ずや、これらの問題を乗り越えていくための大きな助けとなることだろう。
(編集部)