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天皇家と皇室外交
天皇陛下は13日、来日中のコソボのサチ大統領を皇居・宮殿に招き、会見に臨まれた。改元以降、天皇陛下は主に雅子さまと共に、ドナルド・トランプ大統領夫妻をはじめとして、非常に積極的に様々な海外の要人との面会をこなしている。
「天皇皇后両陛下が、海外の要人との面会を行った際には、相手国のマスコミにも大きく取り上げられます。そのため両陛下の国際親善において果たす役割は非常に大きいといえます。
また、雅子さまは皇太子妃時代から国連関係者と面会されたり、ご進講をお受けになったりと、皇后となられてからの国際親善を見据えた準備をしていらっしゃいました。代替わり以後の両陛下の華々しい皇室外交におけるご活躍は、この雅子さまの入念な準備とご努力に負うところが大きいと言えます」(皇室ジャーナリスト)
愛子さまへの期待
このように、入念な準備と地道な努力が成果へと結びつくことの多い皇室外交であるが、その皇室外交において将来の大きなご活躍が期待されているのが愛子さまである。
語学が堪能であることが知られている愛子さまは、海外からの賓客が訪れる際には、両陛下の接遇に同席される機会を積極的に増やされているという。
「一昨年、デンマークやスウェーデンの王族が招かれた際には通訳なしで会話を交わされるなど、その実力は折り紙付き。陛下が”愛子は私より綺麗な英語を話します”と評されたほどです」(皇室記者)
そんな愛子さま、2020年の東京オリンピックでの”国際親善デビュー”が期待されている。
「世界各国から首脳や王族が来日し、皇族方は各々要人への接遇を担われます。海外選手団とのご交流などもあるでしょう。
愛子さまはイギリスへの留学経験も経ており、英語でのコミュニケーション力をメキメキとつけられていますから、大活躍されること間違いなしだという声が関係者の間では聞かれます」(前同・皇室記者)
雅子さまの英才教育
そうした語学力の礎となったのが、幼少期からの雅子さまによる英会話レッスンだという。
「雅子さまは愛子さまが幼い頃から現在に至るまで、毎日欠かすことなく英語だけで会話する時間を設けられています。
国内一の外交官とも言われた雅子さまは、愛子さまのご質問にユーモアを交えながらお答えになられるのです。
知的好奇心が旺盛な愛子さまにとって、雅子さまとのプライベートレッスンは単なる勉強の時間にとどまらず、楽しいコミュニケーションの時間も兼ねているのです」(宮内庁関係者)
天皇家の”楽しんで伸ばす”教育方針が、愛子さまが学問への関心を失うことなく高められ、実力をつけられてきた要因なのだろう。
仲間との勉強会
また、ご学友との勉強会を定期的に開かれ、それがよい息抜きとなっているようだ。
「今年もご静養先で合流されたご友人らとも毎週のように勉強会と称して集われています。
お一人では少々ストイックすぎて、のめり込んでしまうところがある愛子さまにとって、雅子さまとの楽しいレッスン、そしてご学友と談笑されながらの時間があることで、良いバランスが保たれているのかもしれませんね。
この勉強会も愛子さまが率先して企画されたというよりも、勉強を教えて欲しいと愛子さまを頼るクラスメートたちが自然と愛子さまのもとに集まっていったことが始まりのきっかけでした。
比較的おとなしく慎み深い性格の愛子さまはいわゆる他人をグイグイ引っ張っていくような積極的なリーダーシップを発揮されることは少ないですが、それでもやはり、周囲の仲間から慕われながら自然なかたちでリーダーシップを発揮されるようなお人柄をお持ちなのかもしれません」(天皇家関係者)
元来、学業や芸術、音楽、スポーツにといずれにも秀でた才能を発揮されている愛子さまだが、何よりもその素晴らしいお人柄と社交性により、周囲をいつも和ませているようだ。
最近では関心の幅をさらに深められ、自己研鑽により一層励まれているという。
「改元を迎えてから、陛下の助けになりたいという思いを深められたようにお見受けします。国内、海外のニュースには隅々まで目を通され、様々な事柄に関心を向けられています。
とりわけ被災地や福祉関連へのご関心を高められ、ご友人らと定期的にボランティア活動をしていきたいと意欲を高められているのだとか。何事にも前向きで、本当に頼もしいお方です」(前同・天皇家関係者)
東京オリンピック・パラリンピック両大会で名誉総裁に御就任された陛下にとって、愛子さまはこの上なく頼もしい助っ人となるに違いない。
(編集部)