秋篠宮殿下

秋篠宮家、ラグビー観戦で「安倍首相に急接近」 関係者は皇位継承議論への影響懸念

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秋篠宮皇嗣殿下、ラグビーW杯で開会宣言

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日に開幕した。開幕戦となる日本対ロシアに先駆け、東京スタジアムでオープニングセレモニーが行われセレモニーの最後には秋篠宮皇嗣殿下が登場し、ラグビーの発展を願うと共に、開会を宣言した。

「今回のラグビーワールドカップ2019日本大会ですが、公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会において秋篠宮殿下は名誉総裁にご就任されています。セレモニーで挨拶をされた後には、秋篠宮ご夫妻は、安倍首相や麻生太郎副総理と共に開幕戦をご観戦されていました」(皇室ジャーナリスト)

秋篠宮殿下は、安倍首相と共に、観客席で起こったウェーブにも参加され、非常に気さくなご様子を見せられたようだ。

関係者は、安倍政権との癒着を懸念

非常に和やかなムードでの観戦となった安倍首相と秋篠宮殿下の開幕戦観戦であったが、今回のラグビー観戦に関して、宮内庁や皇室関係者は深く憂慮しているようである。ある宮内庁関係者は次のように語る。

「実は、今回の安倍首相と共にラグビー観戦をされることに関して、一部の宮内庁や皇室関係者は強く反対していました。何しろ、今秋からは、皇室において非常に重要な皇位継承問題に関する議論が政府内で本格的に開始される予定です。

このような重要な時期に、政府関係者、それも総理大臣と副総理と共に秋篠宮ご夫妻が仲良く揃ってラグビー観戦をしていては、当然秋篠宮家と政府との癒着が疑われかねません。

現在、ただでさえ国民の間で“愛子天皇待望論”も持ち上がっている状況で、政府の強硬で独断的な女性・女系天皇を選択肢から排除する皇位継承議論に疑問の声が上がっているにも関わらず、ここで秋篠宮ご夫妻と総理、副総理の懇意な関係を見せつけるなら、ますます疑問の声が強まることは間違いありません」(宮内庁関係者)

この関係者によると、なんと秋篠宮ご夫妻は、「このタイミングで懇意になされるのはちょっと……」という宮内庁側の苦言を聞き入れず、安倍首相の隣の席での開幕戦観戦を決定したそうだ。




皇室の政治利用との批判も

また、別の観点からの批判の声も上がっている。ある政治記者は、今回の秋篠宮殿下と首相のラグビー観戦に関して、「皇室の政治利用ではないか?」との疑問を呈した。

「今回の首相とご夫妻との開幕戦観戦において第一の問題は、今後の皇位継承議論に与える影響です。すでに政府は、“皇室典範の議論において、現在の皇位継承順位を維持する”との方針を固めているようですが、それでも、このように将来の悠仁さまの天皇即位を強く望んでいるといわれている秋篠宮ご夫妻と懇意にされることが今後の議論に影響を与える可能性は否定できません。

さらに、もう一つの問題は、総理が保守層から強く支持されている秋篠宮ご夫妻と懇意であるというアピールをすることで、保守派の支持を強めようと目的でこのようなアピールをしたのではないか?という点です。

仮の保守層の支持を固めるために、秋篠宮ご夫妻と懇意であるというアピールをしたとするなら、“皇室の政治利用である”との批判を免れないでしょう」(政治記者)

先の宮内庁関係者と政治記者は、どちらのしきりに「何もこんな時期に……」と嘆息を漏らした。今秋から始まる皇位継承議論は皇室の将来の行方を大きく左右する非常に重要な問題である。それだけに、政府や皇室にはより一層の慎重な配慮が必要とされるだろう。

(編集部)


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