雅子さま

美智子さま、雅子さま「昭和天皇祭」ご欠席に苦言 「いつまで療養が続くのでしょうか…」

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文/新藤幸人

昭和天皇祭皇霊殿の儀

1月7日、皇室の祭儀「昭和天皇祭」が執り行われた。7日午前、天皇陛下は皇居・皇霊殿にて「昭和天皇祭皇霊殿の儀」に臨まれた。

秋篠宮家からは両殿下が、三笠宮家からは彬子さま、瑤子さま、高円宮家からは久子さまと承子さまがご出席をされた。

この日の午後、陛下はご執務のため一旦赤坂御所に戻られたのち、再び皇居へ。午後の「昭和天皇祭御神楽の儀」に臨まれた。

雅子さまは医師団の勧めでご欠席

さて、今回雅子さまは儀式に参加されず、お住いの赤坂御所でご遥拝(ようはい)された。侍従職関係者によれば、雅子さまの担当医師団から「休養を取られるべき時」との進言があったためだという。

「皇后さまは陛下と共にご出席されたい意向でしたが、今後も重要なご公務が続くため、ここで休養を取っていただきたい、という進言が担当医師団よりありました。それに応じられた形です」(侍従職関係者)

お代替わり以降、国際親善や即位礼関連の行事に次々と臨まれてきた雅子さま。医師団は昨年末の雅子さまのお誕生日に合わせて文書を公開し「皇后陛下は未だ療養中であり、過度な期待が却って負担となる恐れもある」とした。

「今回のご欠席に関して、かつてのような苦情電話というのは一切ありませんでした。療養中でいらっしゃることに関して、広く国民の皆様から理解を得られていることに安堵しております」(同前・侍従職関係者)

美智子さまから苦言

もっとも、明治、大正の時代は、天皇陛下が公務や宮中祭祀に熱心に取り組まれるということはなかった。皇族方がここまで多くの公務を担われるようになったのは、平成の時代になってできた慣習だ。この件について皇室ジャーナリストは見解を語る。

「平成の時代と違い、令和皇室には“激務”を期待する声が少ないと感じます。うつなどの精神的な病が社会問題となっている昨今、国民の間でも雅子さまを温かく見守るという意識が醸成されているのです。雅子さまを批判する声もなりを潜め、むしろ平成になって急増した公務にかかる費用面の負担を懸念し、今一度皇族方の“公務”の定義を見直すべきとの声すらも上がっているほどです」(皇室ジャーナリスト)

しかし、ある宮内庁関係者は「雅子さまが祭祀などを欠席される際には、美智子さまが苦言とも取れるご発言をされることもある」と語る。

「やはり美智子さまは“平成流こそ皇室の姿の完成形”との意識がお有りなようです。平成の間、天皇陛下(現上皇陛下)に仕えてきた者の間にも、未だその意識が根深く残っているのです。上皇職の中には、美智子さまのご機嫌伺いのために雅子さまに批判めいた意見をする者もいるようで、今回の欠席に関しても上皇職らに促される形で、美智子さまが『いつまで療養が続くのでしょうか…』と仰ったそうです。こういった“苦言”とも取れる発言が、雅子さまの精神的な負担となる可能性が大きいため、上皇職の体制に見直しを求める声が、庁内でも高まっています」(宮内庁関係者)

公務で批判されるという風潮は既に過去のものとなっている時代だ。皇族を支える立場の職員に、公然と雅子さまを批判するような者がいるのであれば、その体制を是正することこそが求められているのではないか。


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