雅子さま

再び「雅子さまバッシング」をマスコミが始める! 「公務を選り好みしたら嫌われますよ?」などなど…

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華やかな国際デビューを果たした皇后雅子さま

令和の時代となり、新たに皇后陛下となられた雅子さま。

長年患われていた適応障害が完全には治癒しておらず、健康面で様々な不安もささやかれたが、5月に、令和初の国賓として来日した米国のトランプ大統領夫妻を接遇された際には、洗礼された所作と流暢な英語でコミュニケーションを取られるお姿を披露された。

その、上品なおもてなしのコミュニケーションと、気品あふれる佇まいを、国内外のメディアは絶賛。

NYタイムズ紙は「雅子皇后はスター」と題する記事を掲載し、トランプ大統領も、「リーダーとして素晴らしいだけでなく、カップルとしても素晴らしいと感じました」と天皇皇后両陛下についての感想を語っている。




ハネムーン期間の終了?

トランプ大統領夫妻との会見で、華々しい国際デビューを果たした雅子さまは、その後も、6月後半~7月前半にかけて、G20サミットに合わせて来日した各国の要人との会見を立て続けにこなし、国内外の評価は高まる一方であった。

しかし、ここ最近になって雅子さまを批判する内容の雑誌やインターネット上の記事が見られるようになった(現段階では一部のメディアに限るが)。あるオンライン記事では「100日が過ぎた」「ハネムーン期間はもう過ぎた」などと書きながら、雅子さま批判を煽るような内容を文章が掲載されてもいる。公務に鬼出勤しなければ、皇后の価値はない――。そう言いたげな論調だ。

雅子さまは、公務の内容を選り好みしている?

先の記事では、雅子さまは、海外の要人との面会などの重要公務には必ず出席する一方で、皇居や赤坂御用地などで清掃活動を行うボランティアである勤労奉仕団と面会をされていないことから、雅子さまが公務の内容を選り好みしているかのごとく書き立てている。

しかし、このような批判は卑劣であると言わざるを得ないだろう。雅子さまは今なお適応障害が完治されておらず、ありとあらゆる公務を全て完璧にこなすことは体調的に不可能である。

そのような状況で、これだけ精神的に大きな負担のかかる海外との要人との面会を精力的にこなされているのである。

また、皇太子妃時代には、あれだけマスコミからバッシングを受け続けてきた雅子さまであれば、要人に対する気遣いのみならず、マスコミの反応も大きなプレッシャーとなっていることは間違いない。

ある皇室ジャーナリストは憤慨しながら次のように語った。

「現在の雅子さまの置かれている立場を考えれば、その精神的なプレッシャーは想像を絶するレベルといえるでしょう。

上皇陛下退位後の新たな令和の時代と象徴となられた皇后陛下は、まさにその一挙手一投足に国民の注目が集まり、さらに現在では、海外メディアからの視線もあります。

適応障害を患われている雅子さまがこれらのプレッシャーに耐えて、重要な公務をこなされることの心身への負担は並大抵のものではありません(皇室ジャーナリスト)

このような状況で、雅子さまに大小様々な全ての公務を完璧にこなすことを要求するのはあまりにも酷であろう。

まして、そのように全ての公務をこなすことの出来ない雅子さまに対して、「人々の注目を集める派手な公務ばかりを選り好みしている」などと批判するのは卑劣な誹謗中傷と言わざるを得ない。




過去から続く雅子さま批判

もちろん、雅子さまに対する批判や中傷は今日突然始まったことではない。特に男系皇統を重視する保守派からの批判は激しく、過去に保守系の雑誌で書かれた記事での雅子さまや天皇陛下(当時、皇太子)への批判は容赦がなかった。

  • 山折哲雄「皇太子殿下、ご退位なさいませ」『新潮45』2013年3月号
  • 橋本明「(皇太子殿下の)《別居》《離婚》《廃太子》を国民的議論に」『Will』2009年9月号
  • 八木秀次「雅子妃問題で、天皇の本質的要素《宮中祭祀》が危機に瀕している」『SAPIO』2007年5月9日号
  • 西尾幹二「皇太子さまに敢えて御忠言申し上げます」『WiLL』2008年5月豪

これらの雑誌記事の中には、批判の域を超え、言い掛かりや誹謗中傷に近い内容のものもあった。

偏見のない報道を

過去には、男系皇統を重視する保守派を中心に、元皇太子一家(現在の天皇家)に対する過激な批判キャンペーンが行われることもあったようだ。

新天皇の即位と共に、それらの批判はほとんど行われなくなったものの、残念ながら、今秋からの始まる皇位継承問題の議論と共に、再度天皇家への批判の声が強まる可能性は否定できない。

皇室問題を扱うマスコミやメディアに対しては、中立かつ公平な嘘のない報道を期待すると共に、今後の皇室や皇位継承問題に関しては、建設的な議論が行われることを願いたい。

(編集部)


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